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特別記事
セラピューティックタッチ—独自の診断に基づいて行なう看護介入としての
THERAPEUTIC TOUCH
ELLEN C. EGAN
1
,
野島 良子
2
1ミネソタ大学看護学部
2広島大学医学部保健学科
pp.729-737
発行日 1994年8月1日
Published Date 1994/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904611
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はじめに
タッチングは看護ケアの一部として,看護の歴史を通じて用いられ,共感の気持ちを伝えたり,安楽にしたり,疼痛を緩和してきました.タッチは非常に多くの基本的看護技術と結びついていますので,Krieger(1975)はタッチを看護であることを示すお墨付き,即ち看護の標的と呼んでいます.
看護の文献を見ますと,タッチの定義は数多くあります,非言語的コミュニケーションの1つの形(Barnett, 1972;Goodykoontz, 1979;McCorkle, 1974),相互作用(Weiss, 1979),他者との関係をつくろうとすること,1つの特性,知覚の様式,経験(Ujhely, 1979)などです.
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