一頁講座 障害者のレクリエーション・8
アメリカにおけるセラピューティックレクリエーション専門家の養成
鈴木 秀雄
1
1関東学院大学
pp.645
発行日 1987年8月10日
Published Date 1987/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106578
- 有料閲覧
- 文献概要
アメリカにおけるセラピューティックレクリエーション専門家養成は,1956年の資格登録制度によって,より具体化したと考えても過言ではない.1956年の時点では,病院レクリエーション専門職としての任意登録資格が確立され,病院レクリエーションディレクター,病院レクリエーションリーダーとしての専門職と,セラピューティックレクリエーション助手としての准専門職としての2段階に区分される専門家養成が行われた.この養成には,病院レクリエーション促進委員会や,アメリカ保健・体育・レクリエーション・ダンス学会連合(AAHPERD)等が中心となりこの制度化を進めた.その後1969年から1972年にかけては,全米セラピューティックレクリエーション協会(National Therapeutic Recreation Society=NTRS)により専門家養成の資格認定基準の改訂が数度にわたり行われ,セラピューティックレクリエーション指導に対する専門性の社会的認知がアメリカ全土において急速に進んだ.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.