特集 今,ボランティアの時代
病院ボランティアを受け入れて—看護婦(病院)の立場から
国武 和子
1
1東海大学医学部附属病院看護部
pp.606-609
発行日 1994年7月1日
Published Date 1994/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904582
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ボランティア活動を始めた頃
病院ボランティアグループ「オレンジクラブ」が,当院での活動を開始するようになったのは,開院間もない1975年にさかのぼる.
「オレンジクラブ」は,現在も中央滅菌室で活動をされている,厚木市在住の福島きよ子,武(故)夫妻が,県内の7つの病院に働きかけ結成されたボランティアグループである.当院のグループもその1つだが,この福島さんのご努力と,外国の事情にも詳しい当院の前看護部長前田マスヨ氏の豊富な知見に基づいた指導のもと,また病院関係者の理解の中,29名(市内12名,市外17名)で活動をスタートした.それから20年を迎えようとしているが,その間には高校生がボランティアとして参加した時期もあり,土曜日の午後や日曜日の活動も行なわれ,その交通整理に大変な思いをしたこともあった.
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