連載 カラーグラフ
ヤッたね看護—柳原病院の試み・3
やっと噛み合った気持ちの歯車
宮崎 智恵子
1
1柳原病院3階病棟
pp.490-491
発行日 1994年6月1日
Published Date 1994/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904556
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「これを抜くには大変苦労したのよ.あなたには分からないでしょう!」バルンカテーテルを自分で抜いてしまった後の彼女の第一声です.欝血性心不全,腰椎圧迫骨折で入院した83歳の患者,通称ウメさん.入院前の彼女は共稼ぎの娘夫婦がいない日中,ほとんど何もせずに,テレビを見て過ごすことが多かったといいます.その後彼女が心不全の治療のために入院してきました.
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