特集 伝えたい—伝わらない—患者と医療者のコミュニケーション
—第3回COML医療フォーラム「パネルディスカッション」—良心的なコミュニケーションを確立するために
木村 澤東
,
辻本 好子
,
吉井 佳容子
,
向井 承子
,
浅田 俊勝
,
木田 孝太郎
pp.424-427
発行日 1994年5月1日
Published Date 1994/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904538
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患者をバックアップする機関かできれば
木村 4名のパネラーの皆さんにご報告いただきました.これから,中身をさらに深めていくと同時に,会場からの発言も求めたいと思います.今日のテーマである,患者と医療者側のコミュニケーションの問題について,具体的に有効な方法論はあるのだろうか.そのあたりについて吉井さん,何か特にご意見はございますでしょうか.
吉井 本来はその患者が主人公であることを医療者側がきちっと認識して,その上に立って,自分の情報を医師に積極的に求めていって,そこから医療を自分で主体的に選んで決めていくという,それが理想だと思うんです.だけど,そのためには患者の側にも,医師の側にも力量が問われると思うんですね.
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