特集 伝えたい—伝わらない—患者と医療者のコミュニケーション
話せば分かる……か?
木田 孝太郎
1
1湖南病院
pp.422-423
発行日 1994年5月1日
Published Date 1994/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904537
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精神科医という仕事を私はしています.毎日何をやっているかというと,患者さんやその家族やうちの病院のスタッフと,よく話をしているんです.大部分話をしています.話を聞いている場合もありますし,話をしています.で,そのコミュニケーションということで私が呼ばれたんだと思うんですが,4点にわたってお話ししたいと思います.
第1点は「話せば分かる……か」というやつです.2番目は「医者はちゃんと話をしているか」.3番目は「で,どうすればいいか」.4番目は「それでもなお問題は残る」という,そういう順番で話させていただきます.
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