特別記事
家族看護をともに創る
鈴木 和子
1
,
渡辺 裕子
1
1千葉大学看護学部家族看護学講座
pp.240-243
発行日 1994年3月1日
Published Date 1994/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904490
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はじめに
人は誰もが家族の一員であり,成人すると自分の家族を持とうとします.それにもかかわらず入院している患者さんを目の前にすると,その人の家族や家庭での患者さんの本来の姿は,なかなか見えにくいものです.
しかし,患者さんの心の中に占めている家族の存在は,想像以上に大きいのではないでしょうか.また,家族メンバーの1人が病気になったり入院したことで家族が危機に陥ったり,生活リズムが狂ったり,また長引くと身体的に不調に陥ったりしているのを日頃,皆さんも見たり経験していることと思います.
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