連載 私が精神科看護に魅かれる理由・2
立ちはだかる『現実』
安藤 幸子
1
1井之頭病院
pp.1044-1045
発行日 1993年11月1日
Published Date 1993/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904406
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意気揚々
大学院では錆びついた頭をオーバーホールし,看護に燃える仲間とさまざまな議論をしながら過ごした.しばらく東京から離れていた私には少々情報量が多すぎ,時々頭がストライキを起こしたこともあったが,2年間は刺激的な毎日で今までのこだわりのようなものが徐々に溶け始めるのを感じた.
修士論文のテーマは,「床上安静患者の日常生活に対する選択の自由度と,対処行動および抑うつとの関連について」とし,ベッド上で長期間生活をしている患者約50名に面接を行なった.
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