連載 あなたがエビデンスを生み出す! 臨床看護研究の骨と肝(1)【新連載】
臨床看護研究に立ちはだかる壁とは
川口 孝泰
1
1筑波大学医学専門学群看護医療科学類
pp.688-691
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100492
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あなたは,看護研究の方法論を学ぶ研修会に参加したことがありますか? この連載に興味をもって読んでくれているみなさんの多くは,一度はそういう経験をおもちだと思います.さて,その研修会のあと,あなたの看護研究はうまくいっているでしょうか? ほんの数時間,あるいは数十時間の研修では,研究に向き合う勇気は何となくわいてきても,実際にはそう簡単にうまくいかなかったはずです.
忙しい臨床現場には,研究の進行を阻む壁が多く存在します.そのため,せっかく学んだ研修での知識を活かせず,なかなか具体的に研究に取り組めなかったり,よしんば研究を始められても,有効な結果が得られなかったり…….こんな体験を多くの方々はおもちだろうと思います.
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