グラフ
入院から在宅までをきっちりフォロー—松山リハビリテーション病院在宅ケア事業部の活動
木村 松夫
pp.972-975
発行日 1993年11月1日
Published Date 1993/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904388
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近年,在宅訪問看護を事業化する病院も増えてきている.地域を基礎にして医療活動を繰り広げる病院にとって,入院患者の退院後の生活をどのようにしてフォローするのかが真剣に問われてきているのだろう.
従来から地域医療に力を入れてきた愛媛県松山市の松山リハビリテーション病院では,10年前から訪問看護や往診などを外来業務として行なってきたが,93年4月からはいよいよ「在宅ケア事業部」を設置し新しいスタートを切った.その結果,前年度は全期を通して訪問看護618,訪問リハ191件であったのが,93年4月,5月の2か月だけでそれぞれ252件,158件の大幅な仲びを記録している。体制整備の背景には,在宅での生活を充実させたいと願う患者と医療側双方の熱い想いがある.
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