特別記事
②こんな助っ人欲しいな!—背面開放型端座位保持具を考案
川島 みどり
1
1健和会臨床看護学研究所
pp.818-821
発行日 1993年9月1日
Published Date 1993/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904350
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プロローグ
小さな病院の長く続いている看護講座
東京の北千住のほど近くに柳原病院がある.ベッド数85床の小さな病院で,先駆的な訪問看護は全国的にもよく知られている.だが,看護講座という名の学習会をもう20年近く継続していることは,あまり知られていない.そこで行なわれる事例検討会の質は,相当高いと筆者は思っている.
ある日の看護講座で,内科病棟から出された事例は,患者1氏(67歳)のことであった.I氏は,1991年12月23日,同僚と酒を飲み別れた後路上に倒れ,某大学病院救命救急センターで蘇生したが意識は戻らず,近医に転送.付き添いつきの入院は経済的負担が重く,知り合いのケースワーカーに相談,当院に転院することになった.
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