特集 —新世紀前夜—いまこそ21世紀の看護を語ろう
【私にとっての看護の3大課題】
1.失う人間愛 2.とらえられない家族像 3.遅れる心の画像診断
徳 永進
1
1鳥取赤十字病院
キーワード:
21世紀の看護
,
人間が消えてゆく
Keyword:
21世紀の看護
,
人間が消えてゆく
pp.1105
発行日 2000年12月1日
Published Date 2000/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903621
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なぜ重要なのか
医療や看護に限りませんが,つまり果物や魚や水もそうだと思いますが,そのものの味というものが失われていると思います.自分がようやく手に入れたものでない限り,同じ水であっても味は異なりましょう.
与えられて,当然のものとしてそこに整えられることの大きな落とし穴は,形だけが整い,その根っこの熱い心意気が失われるということでしょうか.あるのにない.医療や看護は,バリバリの資格者たちの登場,医療機器,薬物などの登場にもかかわらず,「ない」といえる危険性を次第に増加させてきているように思います.
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