特集 —新世紀前夜—いまこそ21世紀の看護を語ろう
【私にとっての看護の3大課題】
1.情報技術革新への対応 2.在宅医療における新しい看護職域の展開と創造 3.次世代に向けた看護学教育制度の構造的改革
川口 孝泰
1
1兵庫県立看護大学
キーワード:
21世紀の看護
,
起業家看護婦
Keyword:
21世紀の看護
,
起業家看護婦
pp.1096
発行日 2000年12月1日
Published Date 2000/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903614
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なぜ重要なのか取るべき方策/展望
社会システムや情報環境は,IT革命により大きく変貌を遂げていくと予測される.世界的にも,共通のコンセンサスにおいてこの動きが高まっている.これらに対応したケア提供手段の開発や創造は急務と考えられる.と同時に,看護基礎教育や継続教育においても,次世代の情報環境の変化に対応できるような措置が必要となる.
また一方で,病院医療から在宅医療へと医療の重心が移行していくなかで,それらに対応した看護提供システムの新しい展開が望まれる.これまでの病院型医療に対応した看護提供システムとは異なった,新しい職能開発が必要となり,起業家看護婦の登場も期待される.たとえば上述したような革新的な情報技術の進展に伴って,遠隔医療と共に遠隔看護の必要性が求められるようにもなるであろう.
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