特集 —新世紀前夜—いまこそ21世紀の看護を語ろう
【私にとっての看護の3大課題】
1.経営戦略的看護管理 2.(継続)教育・実践・研究の一体化 3.情報技術の活用
長谷川 美津子
1
1地域リハビリテーションケア研究会事務局
キーワード:
21世紀の看護
,
個人の尊厳を支える看護技術とシステムの開発
Keyword:
21世紀の看護
,
個人の尊厳を支える看護技術とシステムの開発
pp.1107
発行日 2000年12月1日
Published Date 2000/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903623
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なぜ重要なのか
資本主義社会のなかで事業を行なう以上,医療(看護)分野においても経済的な視点は重要です.看護活動がどのような経済的影響(効果)をもたらすのかを明確にすることにより,看護の言い分を聞いてもらえる土壌がつくられます.看護として,その事業を成り立たせる重要な要素は,患者(利用者)を安定的に集客できること,そして,そこに働く看護婦が確保できることです.そのためには患者の満足度と働く看護婦の満足度を満たすことが重要となります.
患者(利用者)満足度と看護婦自身の満足に深く影響を及ぼすもののひとつは看護の質です.看護の質を上げ,患者(利用者)に認めてもらう看護実践を行なえるようにするにはどうすればよいのか,看護婦が魅力ある機関として就業先に選んでもらえるためにはどうすればよいかを,長期的展望を見すえて,計画を立て,経営者に納得してもらう提案が必要です.
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