巻頭グラフ かお
工藤真紀子さん—帝京大学医学部附属溝口病院フォトグラファ—2年間ありがとうございました—連載「私は,ナース」を終えて
八木 保
,
本誌
,
くどう まきこ
pp.1080
発行日 2000年12月1日
Published Date 2000/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903604
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6年目,いわゆる「燃えつき症候群」の壁にぶつかった1人のナース,辞めようと決めた.でもなぜ次に写真を選んだか,自分でもよくわからないという.風景を撮りたくて,写真学校へ.ひょんなきっかけでナースを撮るというテーマに取り組んだ.そこから工藤さんの人生は意外な方向に転がることになる.
ファインダーからナースを見つめはじめたら,自分が見えてきた.ナースが見せる表情ひとつひとつが「ナースってすばらしい職業だ」と教えてくれた.なにげなくこなしていた業務,向いていないんじゃないかという思い,迷いながら進んでいた過去も写真のナースの姿に自分を重ねることによって認めることができた.いつのまにか,もう一度ナースに戻ろう,と決めていた.
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