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ゼロからはじめる看護研究第11回
やっぱり避けては通れません—統計・検定,これだけでも知ってて良かった ナーシング・リサーチ・ネットワーク
野崎 智恵子
1
,
石井 智香子
2
,
岡 美智代
3
,
佐藤 美保
,
林 ゆうな
4
1山形大学大学院医学系研究科看護学専攻
2筑波大学大学院博士課程医学研究科
3山形大学医学部看護学科
4ロマリンダ大学病院小児心臓外科ICU
pp.1066-1070
発行日 2000年11月1日
Published Date 2000/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903599
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ここまで連載を読んでこられたみなさんは,これまでより研究が身近に感じられるようになったのではないでしょうか.さて,今回は統計についてのお話です.統計と聞いたら,「数学は苦手だし,統計の本を開くとよくわからない記号と数字が並んでいて難しそう」と二の足を踏む人が少なくないかもしれません.でも今は難しい計算はコンピュータがやってくれます.私たちはどの統計手法を用いるのが適切かを判断し,データを入力し,出てきた数字の意味が理解できればよいのです.コンピュータを過信してはいけませんが,統計の基本的知識を身につければ,数学が苦手だからといって気後れすることはないのです.
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