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ゼロからはじめる看護研究第1回(新連載)
「やらされ研究」だって立派なきっかけです—ナーシング・リサーチ・ネットワーク
石井 智香子
1
,
岡 美智代
2
,
林 ゆうな
3
,
佐藤 美保
4
1筑波大学大学院博士課程医学研究科
2山形大学医学部看護学科
3ロマリンダ大学病院小児心臓外科ICU
4聖路加看護大学大学院看護学研究科博士前期課程
pp.84-87
発行日 2000年1月1日
Published Date 2000/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903387
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連載のはじめに
看護ケアに確固とした根拠が求められるようになった近年,看護に研究が不可欠であるということについては,誰しも同意することでしょう.しかし,それはわかっていても,実際に研究をどう進めていけばよいのか,どうすれば質の高い研究にすることができるのか,という疑問や悩みをもっている看護婦・看護士は多い(そのほうが多い?)というのも一方の現実です.
この連載では,看護研究についての素朴な疑問をとりあげます.「ゼロからはじめる看護研究」というタイトルには,多くの看護職者が研究について「習っていない」「指導者がいない」,だから「どう進めればよいのかわからない」と思っている「ないないづくし」の状況を,少しでもポジティブな方向へ変換し,実りある研究へ向けてのはじめの一歩を踏み出すお手伝いをしたいとの思いを込めています.
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