特集 病みの軌跡と回復
回復過程を援助するということ—最善の看護の追求として
酒井 郁子
1
1千葉大学看護学部
pp.794-799
発行日 2000年9月1日
Published Date 2000/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903541
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はじめに
「実際に提供している看護をよりよいものにするにはどうすればいいのか」.看護者はこのような問題意識を持って,日々の看護に取り組んでいます.
看護をよりよいものにするための方策として,目の前にいる患者に提供する看護援助の質をあげることと,病棟あるいは看護単位での全体の看護の質の底上げをねらうことがあります.前者は看護者の実践能力にかかわり,後者は看護管理です.これらは互いに関係はしていても性質の違う活動です.
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