特集 家族のみつめ方・支え方
—実践報告・3—終末期に「延命」を希望した家族に向き合って
西又 玲子
1
1北里大学病院9A個室・緩和ケア病棟
pp.523-527
発行日 2000年6月1日
Published Date 2000/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903484
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はじめに
北里大学病院9A個室・緩和ケア病棟は,個室の一部に緩和ケアの機能を有する病床を含む病棟として,1998年4月に開棟され今年で3年目を迎えた.私たちは,終末期がん・AIDSを体験している患者とその家族の意思を尊重し,自己決定を支援する過程を大切にしながら,多職種を含むチーム医療に取り組んでいる.
ここでは,緩和ケアを望んで当病棟に入院された終末期膀胱がん患者とその家族への看護のかかわりのうち,「延命」を希望された家族への支援について振り返ってみた.
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