連載 事例で考える医療福祉倫理・3
延命処置を望まず,終末期を自宅で迎えたいと希望する患者と,介護力に不安をもつ家族の葛藤
渡邉 美千代
1
,
大橋 奈美
2
,
大林 雅之
3
,
菊井 和子
4
1愛和医科大学大学院看護学研究科
2医)ハートフリーやすらぎ訪問看護ステーションハートフリーやすらぎ
3京都工芸繊維大学大学院(生命倫理学)
4関西福祉大学
キーワード:
在宅終末期医療
,
マネジメント
,
チーム医療
,
アドバンス・ディレクティブ
,
事前指定書
Keyword:
在宅終末期医療
,
マネジメント
,
チーム医療
,
アドバンス・ディレクティブ
,
事前指定書
pp.884-887
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100346
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Data Base
Bさん,69歳,男性
病名:肺がん
家族:妻と二人暮らし。妻(70歳)は,パーキンソン病で,身の周りのことは自分でできるが,動作は緩慢である。Bさんを在宅で介護することに,大きな不安をもっている。自宅から車で1時間ほどのところに住む娘が,時々実家を訪れ,家事などを手伝っている。
住居:町から車で1時間,往診も近くの医院から1時間近くかかる山深い村に建つ農家。
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