連載 考える
続・家族の肖像・3
ひまわり
柳原 清子
1
1日本赤十字武蔵野短期大学
pp.262-266
発行日 2000年3月1日
Published Date 2000/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903429
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福島さんは,ずっと仕事をもって働き続けてきた方であり,やわらかな知性を感じさせる人であった.言葉を大事にしながら,確かめるように語る人でもあった.
長男すすむ君が逝って,数年が経つのであるが,「あの時は,何かドラマでもこういうことは起こらないんじゃないか,というような時間でした」とのこと.それほどすすむ君の病状は過酷であり,また病気の進行は速かった.
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