グラビア かお
竹内輝江さん—大阪府立病院外科病棟、本誌新連載「ターミナルケアからの歩み—一看護婦の『物語』」筆者—普通の看護婦として、ターミナルケアをめぐる悩みを語りかけたい
たけうち てるえ
1
,
八木 保
1大阪府立病院
pp.4
発行日 2000年1月1日
Published Date 2000/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903370
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本号より「ターミナルケアからの歩み—一看護婦の『物語』」を連載する竹内輝江さんはごく普通の看護婦だ.ただこれまで,さまざまな患者の死と出会うなかで悩み,人より少しターミナルケアにこだわっている.それを,自分の経験を振り返って,ナラティブ(物語)として語ることを通して,同じようにターミナルケアに悩む看護婦と一緒に考えていきたいと思っている.
歩みを振り返ると「自分が人間として成熟する過程を見ることができる.苦しかったけれど,ターミナルケアについて考えてきてよかったと思う」そうだ.医療のなかでの人の「死」を考えるために,仕事を辞めて1度はニューヨークに渡り,1度は大学で哲学を学んだ.そして'99年秋,外科病棟に戻った.再び病棟に立つことで,新たな「物語」が生まれてくるかもしれない.
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