グラフ
語りかけ 耳を傾けて 聞く看護婦たち—大阪市立弘済院付属病院
棚橋 馨
,
畑山 豊香
pp.266-273
発行日 1974年3月1日
Published Date 1974/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916958
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“老年の悲劇は老いたからではなく まだ若いところにある”ワイルドはこの言葉を暖かい家庭を持ち 障害のない老人に対し言ったのかもしれない.しかしここ大阪市立弘済院付属病院(吹田市古江台6-2-1 院長磯典理)の老人患者にこの言葉をそのままあてはめることは難しいようである.
大阪市立弘済院は古く明治44年に市の総合救済事業施設として誕生し 児童老人ホームと病院を設蹉し 戦後は生活保護法による医療保護施設として また昭和41年からは老人福祉法による特別養護老人ホームが病院から別れて設立され 病院は主として院内の各ホームに入所している人々の外来および入院患者の治療と看護を行っている.
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