研究と報告
人工呼吸器装着患者の在宅療養に関わる訪問看護婦の役割
百瀬 由美子
pp.1127-1131
発行日 1992年12月1日
Published Date 1992/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900764
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年,わが国の高齢化は急速に進行し,それに伴い国民の質を重視した在宅ケアへの関心も高まってきている.長野県松本市においても,1988年に厚生省より「訪問看護等在宅ケア総合推進モデル事業」のモデル指定を受け,保健,医療,福祉の一体化をめざし,支援体制のシステム化を図ってきた.それにより,在宅高齢寝たきり者に対しては,訪問歯科健診,訪問リハビリテーション,入浴サービスなどが制度化され,効率的に実施されるようになった.
しかし,人工呼吸器の装着が必要なケースに対しては,次のような状況にある.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.