特集 いま,排便介助を問い直す
便は雄弁に物語る
平塚 秀雄
1
1平塚胃腸病院
pp.215-219
発行日 1991年3月1日
Published Date 1991/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900338
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はじめに
糞便は生物の生理的な産物の1つであるが,病人のそれは極めて危険な地域(病変部)を通ってくる旅行者ともいうべきものであるから,極めて重要な情報源の1つといえよう.
さて,糞便と看護の関わりをエッセイ風に書くよう依頼された.そのきっかけは,筆者が『トイレで健康チェック』(看護MOOK No. 28『排泄と看護』,金原出版,1988)で,当院の“便通異常外来”を紹介し,糞便観察の重要性を強調したためであろう.
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