連載 忍冬のように[私が生きているということ]・9
もう一度白衣姿が見たいと励まされて
水上 學
1
1七里病院
pp.1226-1229
発行日 1990年12月1日
Published Date 1990/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900285
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猛暑が病身を刺す
暑い,猛烈に暑かった.そんな今年の夏のある日,勤務を終了した私は,いつもよりスタミナ不足を感じ,すぐに座りたくなり,根気のなさを自覚しました.「きっと暑さのためかもしれない」と気を持ち直し,自宅へと急ぎました.
しかし,足が重く,駅の階段もスローテンポでなければ上れません.息切れもし始めてきました.「どうしたのだろう」と少し不安になってきました.
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