特集 いつまでもフレッシュで!—ナース自身の健康管理
私の健康維持法
笑うことを忘れない
多川 晴美
1
1滋賀医科大学附属病院
pp.360-361
発行日 1990年4月1日
Published Date 1990/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900096
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睡眠,食事そして家族
「ぐーすかぐーすか,よく寝るな」と,私の弟はあきれたように言います.「その調子だと,今年も嫁に行くのは無理だな」とさらにダメ押しします.
確かに,休みの日は昼近くまで眠り,夜勤明けは死んだように眠ります.家族の者にとって私が,寝ているか食べているかの印象しか持ってもらえないのは悲しいことです.皆が寝ている間働いているんだぞと,黄門様みたいに恐れ多くもと複雑な勤務表を見せても,一向に記号を覚えてくれている気配がありません.それでも,準夜明けで夜中にこっそり帰ってくると,母が心配しながら待ってくれていて,とても幸せなことだと寮を出た時は思いました.やはり,私にとって体力回復は,寝て,食べて,暖かい家族がいることかもしれません.
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