特集 明日の看護を見つめて
新春随想
看護婦不足解消を期待して
近藤 慶二
1
1高知県立中央病院
pp.47
発行日 1990年1月1日
Published Date 1990/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900020
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新年になり,平成2年度は何だか六きな変化がありそうな感じが致しますと言うのは,昭和23年に出された医療法の第2次改正がうんぬんされているからです.もし改正された場合にに医療界全般として,また,我々の病院としても,その施設類型化によるマンパワーの問題も当然起こってくると居われます.いや既に,看護婦の需給問題は深刻です.
医療法改正に伴う駆け込み増床や,外来患者数の増加などから,看護婦の量的不足が挙げられ,さらに週休2日制の普及などや2-8体制はもちろん,3-8,あるいは4-8体制と,複数夜勤制も増えつつあるのが現状でありきす.立派な看護婦として,「患者の心をみる看護」を目指し,質の高いサービヌが行なわれるためにも,看護婦の人員も充足され,今後の安定供給が必要ではないでしょうか.
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