BOOKS in Review
音に色が見える世界 「共感覚」とは何か
西村 多寿子
pp.64-65
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101614
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共感覚当事者がひらく、新たな共感覚論の地平
性周期が“聞こえる”
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感が分化されていない全感覚的なあり方は「共感覚」と呼ばれている。著者の岩崎純一氏は、音に色が見えるだけでなく、味に色が見える、形に味を感じる、風景に音が聞こえる、時間に色が見える、匂いに色が見える、音に匂いがするなど、五感が互いにどのようにも混ざりうる感覚の持ち主である。
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