連載 混合病棟ナースはみた!・10
平常心
坂口 寿賀
1
1公立穴水総合病院
pp.86-87
発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101602
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皆さんは「RPG」というものをご存知だろうか?ちなみに、新しい看護用語ではない。ロールプレイングゲームのことである。ポピュラーなものとしてはドラゴンクエストシリーズがある。旅をしながら経験値をあげ、レベルに応じて敵を倒し、最終的にラストボスを倒してエンディング、という類のゲームのことだ。
RPGでは冒険の初めからもっている初期装備として、「こん棒」や「布の服」を身につけていたりする。では、看護師の初期装備はなんだろうかと考えてみると、「教科書上の知識」と「不器用な一生懸命さ」ではないか、と思った。この2つを抱えて現場に入った新人は、実際に働きながら少しずつ経験値をあげ、新たな装備を身につけ、自分の目標とする看護師になっていくのだ。
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