連載 こんな方法もあるかもしれない―介護発,武術経由の身体論・27【最終回】
街介護実践編~掘りごたつからの移乗
岡田 慎一郎
Shinichirou Okada
pp.80-84
発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101601
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先日、脳性まひの当事者で小児科医の熊谷晋一郎さんと一緒に、焼肉屋さんに行きました。熊谷さんとは、看護学雑誌2008年7月号の企画『身体介助に必要な「怯え」と「覚悟」──「介護されるプロ」、古武術介護を体験する』でお会いして以来、たびたび交流させていただいています。拙著『DVD+BOOK 古武術介護実践編』でも実際に街に出て、ハンバーガーショップやトイレでの介助を収録、障害当事者の視点からの身体感覚、技術についてアドバイスをいただきました。
今回は焼肉屋さんの座敷(掘りごたつ)から車いすへの移乗動作という、病院・施設ではまず行わない困難な状況を取り上げます。
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