連載 見逃さない!予測できる!高齢者のリスクアセスメントと急変対応・8
呼吸が苦しそうです
岩田 充永
1
1名古屋掖済会病院救命救急センター
pp.78-82
発行日 2009年11月1日
Published Date 2009/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101537
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症例 Aさん(76歳、男性)
「ゼイゼイして呼吸が苦しそう」ということで家族につれられて救急外来を受診しました。「今日はどうされましたか?」と尋ねると、「看護師さん…今日は…急に…息が…苦しくて…」と確かに苦しそうで冷汗をかいています。パルスオキシメーターの値はSpO2 86%と低く、急いで処置室に案内したところ、I先生から「CO2ナルコーシスが心配だから酸素は少な目の量で1Lから開始してください」と指示がありました。
課題1 呼吸困難症例における初期対応ではどのようなことが大切でしょうか?
課題2 呼吸困難の原因にはどのようなものがありますか?
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