連載 見逃さない!予測できる!高齢者のリスクアセスメントと急変対応・5
発熱といっても、たいしたことがないから、大丈夫ですよね?
岩田 充永
1
1名古屋掖済会病院救命救急センター
pp.78-82
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101497
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症例 Aさん(93歳、女性)
「ここ数日元気がない。食事も十分に摂れないし、37.6℃くらいの微熱もある。診てもらえないか?」とAさんが家族の要請で救急搬送されてきました。担当のI先生は、「そんなことで救急受診するの?熱っていったって37.6℃でしょ?たいしたことないんじゃない?」と不機嫌そうです。
課題1 高齢者であっても、発熱の程度が軽ければ、心配ないのでしょうか?
課題2 高齢者の発熱の原因の評価においては、どのような点に注意するべきでしょうか?
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