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編集後記
鳥居
,
吉田
pp.1090
発行日 2008年12月1日
Published Date 2008/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101368
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●雑誌編集の仕事では初対面の,それも目上の人にお会いする機会がたくさんあります.今でこそ,「よし!」と腹が決まるようになってきましたが,10年ほど前,会社に入ったばかりの頃は毎回のように極度の緊張に見舞われていました……いや,実は今でも,はじめての先生に電話をかけるのはあらゆる業務のなかでももっとも緊張が高まる瞬間です.アポイントメントをとるだけなのに「明日のほうがいいかな」などと根拠のない理由を頭に浮かべながら,先送り先送りにしてしまいがち.でも考えてみると,看護は,毎日のように初対面の人と顔を合わせるお仕事ですよね.しかも,いつ,どんな人と出会うのかについては,一切コントロールできない.「断られたらどうしよう」「怖い人だったらどうしよう」というネガティブイメージにとらわれがちな自分にとって,取材先の看護師さんの笑顔と肝っ玉は,仕事を続けていくうえでの最高級の教科書です. (鳥居)
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