書評
臨床医のための症例プレゼンテーションA to Z
西村 多寿子
pp.1040-1041
発行日 2008年12月1日
Published Date 2008/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101367
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本書は,症例プレゼンテーションをする際に必要な知識と技術を「臨床医のため」にまとめたものである.しかし読者対象は医師にかぎらず,病棟で若手看護師を指導する立場にある師長・主任クラスの看護師,学会発表(日本語・英語)を控えた看護学の研究者,私のように医療関係の翻訳に携わる者が読んでも参考になる本だと思う.
ただし最初から最後まで読むには,まとまった時間が必要なので,目次を見て自分の興味のある章から読み始めることをお勧めしたい.ちなみに私は第4章「上級プレゼンターへの道」をまず読み,それから冒頭に戻って通読し,付録の英語音声CDをiPodに入れて今でも外出時に聴いている.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.