編集後記

●米国大リーグのパイレーツを解雇された桑田真澄投手が，主治医からの「膝を手術しろ．そうすればまだ投げられる」という言葉を受け，現役続行を決意したとのこと．39歳，数度にわたる手術やアスリートとしてのピーク年齢を過ぎてからの世界最高峰の舞台への挑戦．何だか不思議と勇気付けられました．

　一方で，近年は若くして競技生活にピリオドを打つ選手も多いですね．金メダルとともに引退したフィギュアの荒川静香選手をはじめ，サッカーの中田英寿選手，水泳のイアン・ソープ選手など．いさぎよさを評価する声もありますが，個人的には早すぎる引退はちょっとさびしい．看護師の早期離職問題が取りざたされる昨今，「辞めずに続ける」ことの魅力についてもっと語られるといいんじゃないかなあ，と思いました．【鳥居】