巻頭カラー連載 EYE EYE
体験してみよう! 東ティモールの保健教育―SHARE主催の体験型ワークショップ
pp.970-971
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101129
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健康で平和な世界をすべての人と分かち合う(シェア)ために,1983年に医師,看護師,学生らが中心となって結成されたNGO,それがSHARE=国際保健協力市民の会です.これまで,国内での活動に加え,タイ,カンボジア,東ティモール,南アフリカなどに医師,看護師らを派遣し,地域の人々と協力関係を築きながら,住民自らのプライマリ・ヘルスケアの確立に携ってきました.
そのなかで東ティモールは,1999年の緊急時より活動を始め,医療機関の復興支援などを経て,2002年からは保健教育を中心とした活動を展開してきました.ただ,日本国内では非常に限られた情報しかリリースされず,保健医療に興味を持つ人ですら,その現状を十分理解しているとは言えません.そこで,いつもは派遣メンバーの帰国に合わせて「報告会」という形を取っていたのを,活動をより具体的に知ってもらおうと開いたのが,今回の「体験型ワークショップ」なのです.
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