招待席
「年月で癒せないものは何か」を訴えたかった―従軍看護婦をテーマにしたラジオドラマ「天使の赤紙」を書いて
東 多江子
pp.776-780
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101072
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──まず,東さんが書かれた,従軍看護婦のラジオドラマ「天使の赤紙」のあら筋を簡単に紹介していただけますか.
東 脳梗塞で入院してきたおばあさんが,あるとき担当の若い看護師を自分の昔の友だちと見間違えたことから始まります.その若い看護師は,最初はおばあさんに認知症が出たのかと思うんですが,本当にその友だちに自分がよく似ていたことがわかって,おばあさんの体験談を聞いていくというのが大きな流れです.
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