特別記事
障害者の社会参加をどう保障していくのか―シンポジウム「今を生きる障害者の現状と課題」取材レポート
柳屋 有里
Yanagiya Yuri
pp.242-246
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100883
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2006年11月11日・12日の2日間にわたり,第5回21世紀連合シンポジウム―科学技術と人間―が東京大学本郷キャンパスにて開催され,その初日に,「今を生きる障害者の現状と課題(視覚障害と聴覚障害)」と題した特別セッションが開かれた.パネリストは,栗原房江さん(筑波大学附属病院看護師),河野恵美さん(東京女子大学大学院生),大里晃弘さん(大原神経科病院医師),篠島永一さん(日本盲人職能開発センター)の4名.聴覚または視覚に障害をもつ者が自らの経験を発表する形で,職業上の不便,人間関係の様子,各種情報との付き合い方などについて話し合った.彼らはみな中途障害者のため,健常者の世界を知っている立場からもさまざまな意見が交わされた.
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