連載 聴診器はこうして使う! 根拠がわかるヘルスアセスメント実践講座・8
循環器(1) 聴診のための解剖基礎知識
岡田 彩子
1
1国立看護大学校
pp.1234-1239
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100848
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今回から4回にわたり,聴診器を用いた循環器系のアセスメントについて解説します.第1回目は,アセスメントを正確に行なううえで基礎となる以下の知識について解説します.これらの知識がヘルスアセスメントの第1の目的である健康障害のスクリーニング,いいかえると正常からの逸脱を発見するうえで,異常と判断するときの比較対象となる指標として活用していただければ幸いです.また,これらの知識は次回以降に解説する実践的な内容の理解の助けにもなります.
学習目標
1)心臓の縦隔内の位置,心臓の解剖を記述できる
2)心臓に出入りする血液の流れの経路を各弁の名称とともに説明できる
3)生理的な心音の発生機序と聴診領域を説明できる
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