特集 急性期で行なう 退院後の安心づくり
訪問看護師からの伝達 ①サマリー・会議・電話連絡のABC
八木 章緒
1
,
中田 由美
2
1医療法人社団黎明会ねりま大塚クリニック
2医療法人社団黎明会大塚クリニック
pp.862-865
発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100775
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当黎明会大塚クリニックでは,在宅診療を主に現在本院と4つの分院から,都内を中心に合計約600名の患者宅を訪問している.看護師は総勢17名在籍しており,すべて病棟勤務経験者である.患者の紹介元は地域の介護事業者が約31%であり,病院からの紹介は約25%を占めている.過去1年間に約160名の患者を病院から受け入れている.
病院からの紹介は,現場の医師や医療連携室,また医療ソーシャルワーカー(以下,MSWとする)からとまちまちである.また,地域の保健所や介護事業者より当院を紹介された患者・家族等から直接電話を受けることも少なくない.したがって,当院へ最初に伝わる情報も個人差があるのが現状である.
本稿では,在宅医療への移行にあたり,情報収集や整理・調整など当院にて行なっていることを中心に,今後の課題や病院看護師への要望などを報告する.
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