特集 これでは子どもが守れない!? 小児看護の“危機”とは何か
乳児院および小児保健部実習で学生が学んでいること
飯村 直子
1
1日本赤十字看護大学
pp.652-655
発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100756
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
日本赤十字看護大学では,3年生(一部4年生)の発達看護学Ⅱ(小児)実習として小児病棟の他に,平成9年度から乳児院,小児保健部での実習を導入した.それ以前は都内の保育園で,健康な子どもたちの成長・発達について理解し,日常生活の援助を学ぶという目的で実習を行なっていた.しかし,少子化の影響を受け,他の保育士や看護師などの教育機関と実習が重複することが多くなり,保育園に実習をお願いすることが年々困難な状況となってきていた.そのため,本大学関連の日本赤十字社医療センターの外来部門である小児保健部と付属施設である乳児院での実習を導入することとなった.
現代の子どもと家族を取り巻く状況をよく反映しているこれらの実習場で,学生がどのようなことを学んでいるのか,この6年間を振り返ってみよう.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.