Essay
命の重みを感じて
森田 摩弥
1
1名鉄看護専門学校
pp.268-269
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100701
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私は,ある患者様と出会ってから,命の尊さを知った.
K様は57歳の男性で,2003年の4月下旬に腰痛を主訴に受診された.進行胃癌が発見されたが,すでに骨転移しており末期癌だった.医師より余命1か月だろうと告げられるが,ご家族の強い希望により告知はしない方針とし,K様へは,「強い胃炎が起きている」との説明がされた.この事例を通して学んだことを振り返り,私の考える看護について述べていきたい.
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