連載 周手術期の臨床看護判断を磨く 手術侵襲と生体反応から看護援助を組み立てる⑧
創傷治癒への影響と看護
鎌倉 やよい
1
,
深田 順子
1
1愛知県立看護大学
pp.1069-1075
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100669
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
共通する変化に個別の情報を重ねる
創傷治癒への看護においても,手術によって必然的に引き起こされる生体反応を軸に,患者個別の情報を重ね合わせて,術後の状態を予測していきます.個別の情報とは,「患者が受ける手術に関する内容」と「患者の身体内部の状態」です.
生体反応としては,侵襲に伴い糖代謝,蛋白代謝,脂質代謝などのエネルギー代謝がどのように変動するかを理解すること,次に,創傷治癒のプロセスを理解することが必要です.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.