特集 糖尿病看護とバーンアウト 「挫折」を宝に!
経口薬治療のトラブルポイント
友金 幹視
1
1天理よろづ相談所病院薬剤部
pp.142-145
発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100399
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糖尿病治療における薬物療法は,食事療法,運動療法につぐ3番手として位置づけられている.したがって,薬物治療が開始される時期は,食事・運動療法で効果がなかった場合であり,患者がライフスタイルを変えられなかったか,あるいは変えることはできてもうまく血糖コントロールできなかった状況にあると考えられる.そのような糖尿病患者では,血糖をコントロールし,合併症の発症を抑え,あるいはその進行を抑えるために,服薬コンプライアンスがたいへん重要となってくる.
そこで本稿では,経口血糖降下剤服用患者においてコンプライアンスを悪化させている要因を考え,その解決に向けてのさまざまな角度からのアプローチについて紹介する.
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