連載 看護の未来を決めるのは誰?①【新連載】
米国看護協会が大統領候補の支持を決めるプロセス
横江 公美
1
,
北浦 暁子
1PCIFIC21
pp.62-64
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100273
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医療・看護は,これまでにない厳しい状況にさらされている……という言葉が,看護関連の書籍や講演,研修会の冒頭で呪文のように繰り返されるようになって,もう何年ぐらい経つだろうか?
熱湯にカエルを入れると跳び上がって逃げるが,水に入れて徐々に温めるとゆであがってしまう,という話がある.周辺環境の的確な分析とそれに対応したスピーディな行動変容の重要性とともに,日本の社会全体が陥っている問題状況を描写したエピソードとして,この「ゆでガエル」は有名だ.看護においても,環境を分析するだけでは,もはや不十分なのである.看護にかかわる私たちが,環境つまり社会に働きかけ,それを変えていく方法を探り,何よりも実際に行動を起こすことが重要な時代がやってきた.
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