オバマ政権下の米国プライマリ・ケア事情[1]【新連載】
オバマ大統領による医療改革
北野 正躬
pp.70-72
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101839
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米国は,高度先進医療では世界をリードする一方で,多数の無保険者(国民の7人に1人)や頻発する医療訴訟の問題など,日本でもその負の部分が知られています.そして同時に,米国のプライマリ・ケアをめぐる状況も,「医療崩壊」が叫ばれる日本同様,危機に瀕しているといわれています.2008年11月に発足したオバマ政権にとって,医療改革は最重要政策の1つですが,なかでもプライマリ・ケアの改革は緊急の課題の1つといえます.本連載では,現在進行中のオバマ大統領による医療改革に触れながら,米国におけるプライマリ・ケアの現状を紹介していきたいと思います.
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