ぱんせ
―『転ばぬ先の知恵袋』(西川勢津子 著)―「幸齢学」を支える視点
おち とよこ
pp.508-509
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100259
- 販売していません
- 文献概要
本書のタイトルを見てすぐに思い出すように,昔から老いには「転ばぬ先の杖」がつきものです.本書では,転ばぬ先の“杖”として,バリアフリーなどのハード面から,転ばないための体力づくりや食生活の見直し,さらには医療者の選び方まで,生活全般にわたる知恵が,著者の実体験に基づいて紹介されています.
昔よりも高齢期が格段に長くなった現代日本では,このように生活の知恵を駆使し,できるだけ長い間,杖のお世話にならないことが肝腎です.そしてさらに,高齢者が幸せに歳を重ねるために不可欠なものがある,と私はずっと思ってきました.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.