特集 行動変容プログラムを用いた透析患者のセルフケア支援
―ショートドラマで学ぶプログラムの進め方・1―「飲まないように頑張っているんだけどなぁ」
大滝 徹
1
,
高橋 恵美
1
,
梅木 千春
1
,
成田 美保子
1,2
1山形愛心会庄内余目病院HDセンター
2山形愛心会庄内余目病院HDセンター人工透析室
pp.567-575
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100142
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筆者らが,岡美智代先生(北里大学看護学部)が提唱する行動変容プログラムを透析看護の場で患者指導に取り入れ始めてから6年ほどになります.
透析看護の中で,患者の生活指導は大切な業務の1つです.しかし,看護師個々の経験年数や指導力には差があり,統一した指導を効果的に実施することはとても困難です.また,患者の背景に深く介入する作業は,苦手意識も働き,忙しい日々の中で後回しにされがちでした.問題を抱える患者に対して,「何とかしなくては」と思いつつ,解決策を見出す前に重度な合併症を併発し,間に合わなかった,というつらい経験もありました.
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