クローズ・アップ
—ICMは世界の人々へのビジョンをもっている—ソーニャ・イレーヌ・シューリICM会長
pp.695
発行日 1996年9月25日
Published Date 1996/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903406
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今大会の開催地オスロは6年前の神戸大会時に決定した.主催者のノルウェー助産婦協会にとって6年間の準備期間中にはさまざまなできごとがあった.シューリ会長にとっては大会の準備とともに,母となり国会議員となって多忙な日々を送りながら,助産婦の仕事を違った角度から見直した年月であった.
ICMは世界の助産婦が連帯して母子の幸福に貢献しようという強い意識をもつ組織だが,シューリ会長もまさにICMの助産婦である.開会式のオープニングレクチャーにおいて「差別が妊産婦死亡を助長している.ICMは世界の人々に対するビジョンをもっている.ビジョンの実現にはアクションを伴う」と高らかに表明,強い信念を参加者に印象づけた.
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